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Service Bus と Event Hubs の Availability Zones の一般提供

Azure メッセージング チームは、サービス (Azure Service Bus、Azure Event Hubs、および Azure Event Grid) の回復性と可用性の強化に向けて継続的に取り組んでいます。このような取り組みの一環として、Microsoft は 2018 年 6 月に米国中部、米国東部 2、フランス中部の 3 つのリージョンで、Availability Zones の Azure Service Bus Premium レベルAzure Event Hubs Standard レベルのプレビュー版を公開しました。

現在、Azure Service Bus Premium と Azure Event Hubs Standard に対する Availability Zones のサポートが、以下のリージョンで追加されたことをお知らせいたします。

  • 米国東部 2
  • 米国西部 2
  • 西ヨーロッパ
  • 北ヨーロッパ
  • フランス中部
  • 東南アジア

Availability Zones は高可用性を提供する Azure のサービスで、アプリケーションとデータをデータセンターの障害から保護します。Availability Zones は、Azure リージョン内の一意の物理的な場所です。それぞれのゾーンは、独立した電源、冷却手段、ネットワークを備えた 1 つまたは複数のデータセンターで構成されています。回復性を確保するため、有効になっているリージョンにはいずれも最低 3 つのゾーンが別個に存在しています。Availability Zones は 1 リージョン内で物理的に分離されているため、データセンターで障害が発生した場合でもアプリケーションとデータを保護できます。ゾーン冗長サービスによって、単一障害点から保護されるように Availability Zones 全体でアプリケーションとデータがレプリケートされます。

これにより、Availability Zones については Azure Service Bus PremiumAzure Event Hubs Standard一般提供され、ゾーン冗長データセンターを持つすべての Azure リージョンでは Azure Event Hubs Standard が一般提供されるようになりました。

Azure Service Bus Premium 名前空間または Azure Event Hubs Standard 名前空間で Availability Zones を有効にする方法

新しい名前空間でのみ Availability Zones を有効にすることができます。既存の名前空間の移行はサポートされていません。

ARM テンプレートを使用して Service Bus Premium 名前空間を作成している場合は、テンプレートで、AZ がサポートされるリージョンを指定し、zoneRedundant プロパティを true に設定するだけです。

Azure Service Bus Premium 名前空間の場合:

"resources": [{
       "apiVersion": "2018-01-01-preview",
       "name": "[parameters('serviceBusNamespaceName')]",
       "type": "Microsoft.ServiceBus/namespaces",
       "location": "[parameters('location')]",
       "sku": {
             "name": "Premium"
       },
       "properties": {
             "zoneRedundant": true
       }
}],

Azure Event Hubs 名前空間の場合:

"resources": [{
       "apiVersion": "2018-01-01-preview",
       "name": "[parameters('eventHubNamespaceName')]",
       "type": "Microsoft.EventHub/namespaces",
       "location": "[parameters('location')]",
       "sku": {
             "name": "Standard"
       },
       "properties": {
             "zoneRedundant": true
       }
}],

また、次に示すように、Azure portal で新しい名前空間を作成することによって、ゾーン冗長性を有効にすることもできます。名前空間でゾーン冗長を有効にした後は、無効にできないことに注意してください。

Azure Service Bus Premium:

Azure portal の Azure Service Bus Premium

Azure Event Hubs Standard:

Azure portal の Azure Event Hubs Standard

より多くのリージョンへの Service Bus Premium の追加

Availability Zones に関するお知らせに加えて、次のリージョンで Azure Service Bus Premium レベルのサポートが追加されたこともお知らせします。

  • 中国北部 2
  • 中国東部 2
  • オーストラリア中部
  • オーストラリア中部 2
  • フランス中部
  • フランス南部

高い評価と信頼を得た Azure Service Bus メッセージングを基盤に、Microsoft では 2015 年に Azure Service Bus Premium を導入しました。お客様は Premium レベルを利用することにより、最も負荷の高いワークロードを予測し、そのパフォーマンスを高めることができるように、同じく予測可能な価格モデルと組み合わせて Azure Service Bus 名前空間専用のリソースをプロビジョニングすることができます。Service Bus Premium メッセージングを使用するお客様は、マルチテナントのパブリック クラウド システムの経済性と運用柔軟性を活用しながら、シングルテナントの信頼性と予測可能性を手に入れることができます。

また、Azure Service Bus Premium では、Availability Zones や geo ディザスター リカバリー、ファイアウォール規則を備えた仮想ネットワーク サービス エンドポイントなど、高度なエンタープライズ機能にアクセスすることができます。これらの追加機能により、Premium レベルは、高い信頼性、回復性、セキュリティを実現するエンタープライズ メッセージング ソリューションを求めるお客様に極めて大きな価値をもたらします。

Availability Zones の詳細については、以下を参照してください。

Service Bus Premium の詳細については、以下を参照してください。

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