デジタル変革を推進する Red Hat Summit 開催

2017年5月4日 に投稿済み

Corporate Vice President, Microsoft Azure

Red Hat Summit は本日が最終日となりました。積極的にオープン ソースを利用する企業のユーザー、パートナー、コミュニティの皆様と共に、マイクロソフトがこの魅力満載のフォーラムに協賛、参加できたことを光栄に思います。

企業の意思決定者の 40% 以上がオープンソースの使用率を高めていくことは自分の部門にとって優先度が高い、または重要であると捉えている中で、企業のデジタル変革においてオープンソースが大きな役割を担っていることに疑問の余地はありません。クラウドでもこの動きは顕著に表れています。Microsoft Azure の VM の 3 つに 1 つが Linux VM であり、Windows VM の 1.4 倍のペースで増加しています。

しかし、IT 担当者ならよくご存知のとおり、クラウド戦略を成功させるには俊敏性と高速性だけでは不十分です。2017 年に Red Hat が実施した Global Customer Tech Outlook の調査によると、年間の投資対象の優先順位では、トップのインフラストラクチャに、セキュリティ、コンプライアンス、管理、ハイブリッド クラウド戦略が僅差で続いており、約半数の CIO がこれらを最優先課題として挙げています。

1 年半前に発表されたマイクロソフトと Red Hat のパートナーシップにより、安全で、管理しやすく、サポート性の高い方法でハイブリッド クラウドをデプロイしていただけるようになりました。さらに、統合開発、DevOps、統合管理、共通 ID、一貫性のあるデータ プラットフォームなど、さまざまな機能における俊敏性が向上しました。

クラウドでお客様の変革を支援

両社のパートナーシップの最大の魅力は、世界中の多くのお客様が Microsoft Azure で Red Hat ソリューションを活用して、ビジネスを変革されている点です。

スケールアウト対応の Red Hat Enterprise Linux クラスターを実行しているお客様、IoT ソリューションに JBoss Middleware を使用しているお客様、OpenShift Container Platform の統合サポートを活用しているお客様など、両社のパートナーシップはクラウドへ移行するあらゆるお客様に対応しています。マイクロソフトは、オンプレミスおよびパブリック クラウドにおける一貫したサービスと、充実した Azure エコシステムへのアクセスを提供する唯一のクラウド プロバイダーです。

この柔軟なサービスにより、あらゆる業種や規模のお客様に、これまでにない能力と俊敏性を提供します。本日の私の最終基調講演には、Catalina Marketing でメディア プラットフォーム ソリューション担当ディレクターを務める Terrance Snyder 氏をお招きし、オープンソースの利用状況、マイクロソフトと Red Hat の適合性についてお話しいただきます。Azure の Red Hat ソリューションでデジタル変革を加速させているお客様事例は、この他にも多数あります。

Nielsen では、アプリケーション リソースをゼロから作成、構成する作業に環境あたり数日を要していましたが、Azure と Red Hat Ansible の導入後、わずか数分で実行できるようになりました。また、TMB Bank では Azure を使用してデジタル変革を加速させています。Red Hat Enterprise Linux のワークロードにマイクロソフトが選ばれた理由は、世界レベルのセキュリティ標準とコンプライアンス標準が備わっているためです。

Red Hat Summit では、Volvo から、Java の運用環境アプリケーション向けに Azure で OpenShift Container Plaform を使用する方法が紹介されました。Ansible を使用して複数の場所にまたがってデプロイを自動化しているとのことでした。

ペルーの保険会社 Pacifico Seguros は、JBoss Middleware や Red Hat Enterprise Linux などの Azure の Red Hat ソリューションを使用して、エージェントのトレーニングや、P&C バックエンドなど、Azure へのコア環境全体のデプロイを行っています。

日本では、パートナーの Visionarts が、Sony VAIO のユーザー向け機能を Azure へ移行する作業を支援しています。Visionarts は Azure Log Analytics や Azure Security Center を同社の Red Hat ソリューションで幅広く使用し、ログインなしで管理タスクを集約し、脆弱性に先制的に対応できるようにしています。

今後の予定

Red Hat とマイクロソフトのパートナーシップの大きな魅力の 1 つに、併置型リソースなどの統合サポートが挙げられます。Throwback Entertainment でスタジオ責任者を務める Richard Hum 氏は、「オープンソースの Red Hat と Azure のサポートが 1 つのオフィスに同居していることに (チームが) 驚いていた」と語っています。私の基調講演では、このパートナーシップを成功に導いた人々や、両社の共同学習について詳しくお伝えします。

これまでの 18 か月間、Red Hat Enterprise Linux 上の .NET Core から、OpenShift Container Platform や JBoss Middleware などの Azure の Red Hat ソリューションまで、両社のポートフォリオに最新技術を追加してきました。本日、マイクロソフトの Jim Zimmerman と Red Hat の Steve Pousty 氏が、18 か月の開発の成果として、SQL Server、.NET Core、Azure での Windows Server と OpenShift などの技術デモを披露し、開発者向けの新機能をご紹介します。

また、共同エンジニアリングからセキュリティやサポートに至る幅広い継続的パートナーシップの一環として、マイクロソフトと Red Hat は、今年の SQL Server の一般提供に合わせて、高い可用性を持つ Red Hat Enterprise Linux 用 SQL Server 2017 をリリース予定であることを本日発表します。マイクロソフトでは、ハイブリッドやコンテナー ベースのソリューションなどの企業ユーザー向け高付加価値シナリオについて、今後も Red Hat と共同で開発を進めてまいります。

最後に、Azure での Red Hat の詳細をお伝えする Microsoft Technology Centers をご紹介します。ここでは、最新の技術デモ、お客様やパートナー様の事例などを公開しています。Azure で OpenShift の使用をご検討の場合は、先日リリースされた体験版をご利用ください。Red Hat Summit に参加できなかった方は、オンラインで基調講演をご覧いただけますTwitter でイベントのハイライトも確認できますので、ぜひご利用ください。