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Azure ユーザーの皆さん、こんにちは!本日は、Azure ユーザー エクスペリエンスに行った改善点をご紹介します。このブログ記事では、今回のリリースに含まれる改善点の一部を取り上げます。これらの改善を実現できたのは、ユーザーの皆さんからのフィードバックのおかげです。引き続きフィードバックをお待ちしています。

Azure ユーザー エクスペリエンスを刷新

マイクロソフトは、モダン デザインへの更新を実施し、生産性と操作性の向上、画面面積の有効利用を目的として、Azure Portal のデザインと操作性を刷新しました。

これらの更新は、マイクロソフトに寄せられたフィードバックに基づいて行われました。主な改善点は次のとおりです。

  • 情報密度を改善、画面面積を有効利用 (垂直メニューを採用して、より多くの項目を表示するなど)
  • ビジュアルを簡素化。デザインをすっきりとさせ、不要な線や飾りを取り除き、UI の特定エリアから別のエリアへのフローを容易に
  • より直観的な情報整理
  • 主要なナビゲーション要素を強調表示 (グローバル検索、パンくずリストなど)
  • 操作性を改善。色の更新によるコンストラスト比の改善、ポータル内でのフォントの統一
  • 長時間の使用をサポート (眼精疲労の防止など)

デザインは更新されましたが、既存のインタラクション モデルに変更はないため、製品の使用方法を学習し直す必要はありません。これまでと同じパターンやインタラクションを引き続き使用しながら、ここでご紹介したメリットも活用できるようになります。ぜひ感想をお聞かせください!

Dashboard_before-after-6

VM-blade-before-after-6

更新前と更新後のダッシュボード、仮想マシン ブレード

アカウント、サブスクリプション、ディレクトリの管理の改善

Azure をご利用の皆様の多くは、個人用と仕事用の複数のアカウントを管理していることと思います。今回のリリースでは、同じブラウザー インスタンスで複数のアカウントを切り替えられる機能をプレビューとして提供します。以下の画像のようなイメージです。

スライド 2

Azure Portal で複数のアカウントを管理

このエクスペリエンスは、プレビュー環境でのみご利用いただけます。ぜひお試しいただき、ご意見をお聞かせください。

このエクスペリエンスを提供するにあたって、サブスクリプション フィルターを上部のナビゲーション バーに移動しました (以下の画像を参照)。

スライド 3

グローバル サブスクリプション フィルターとディレクトリの選択

さらに、以下のように、既存の機能の改善と、ユーザーの皆様からご要望のあった新しい機能の追加も行いました。

  • グローバル サブスクリプション フィルターを上部ナビゲーション バーに表示
  • 既定のディレクトリを設定 (最もご要望の多かった機能)
  • ディレクトリ リストの検索と並べ替え
  • お気に入りのディレクトリを設定

スライド 4

サブスクリプション フィルターとディレクトリの選択パネル (機能の説明)

リソースの作成とデプロイに関するエクスペリエンスの更新

マイクロソフトは Build 2018 以来、AKS と IoT Hub によるリソース作成の簡素化に取り組んでいます。作成ウィザードを垂直パネルから水平タブに移動し、わかりやすい名前と説明を付けて、画面面積を有効利用できるようにしました。今回の新しい作成エクスペリエンスは、次の原則に沿って設計されました。

  • リソースの違いにかかわらず、一貫したエクスペリエンスを提供することで、学習した 1 つのことをすべてに応用できるようにする
  • 画面面積を有効利用する
  • 各ステップにわかりやすい説明と詳細ドキュメントへのリンクを追加する
  • 最初のタブは必ず「基本」タブという名称にし、簡易作成ができるようにする(そのタブに情報を入力するだけでリソースを作成できる)
  • 作成するリソースにタグを追加できるようにする

これにより、次のような成果を期待しています。

  • リソースの作成エクスペリエンスがよりシンプルかつ簡単になる
  • 設定オプションが増える
  • リソース作成にかかる時間を短縮できる。マイクロソフトが初期に繰り返し実施したユーザビリティ研究によると、タスクの完了数が大幅に伸び、タスクにかける時間が短縮されることがわかっています。

今回のリリースでは、Virtual Machines および Storage のアカウント作成エクスペリエンスにこれらの原則を適用しました。

それでは、仮想マシンの作成について見ていきましょう。仮想マシンの作成には、上記の原則を適用しただけでなく、フローを設計し直し、ポータル内で仮想マシンを作成するときに選択できるオプション (複数のデータ ディスク、OS オプション、初期化、タグ付けなど) も改善しました。これらの新しい設定はすべてオプションなので、それらを活用してより細かい設定でリソースを作成できますが、必要に応じてシンプルで簡単な方法で作成することも可能です (簡易作成)。以下のアニメーション GIF は、仮想マシンのデプロイをわずか数秒で始める方法を示しています。

図 5 - 最後

仮想マシンのデプロイをわずか数秒で開始!

 

リソースが作成されると、デプロイ手続きに入ります。このとき、作成中のリソースのステータスや作成操作に関する有用な情報を確認したり、デプロイする実際のテンプレートにアクセスしたりすることができます。

スライド 6

デプロイ中 (作成後に自動的に表示される画面)

デプロイが完了すると、[Go to resource] ボタンが表示されます。クリックすると、VM の管理を開始できます。

スライド 7

デプロイに成功 (リソースに直接移動するボタンが表示される)

デプロイに失敗した場合、一貫したエラー エクスペリエンスが得られます。ここからエラーの原因を特定し、対処することができます。エラー メッセージが印字される場合と、バックエンドから JSON が返され、そこから障害の詳細情報に入手できる場合があります。

スライド 8

デプロイに失敗 (上部の赤いバナーをクリックするとパネルが開き、エラーの詳細が表示される)

Storage の作成エクスペリエンスも同様に更新されています。以下は Storage のアカウント画面です。

スライド 9

Storage アカウント作成エクスペリエンス

Notification と Activity Log

通知パネルが更新され、情報密度、入手可能なデータ、インタラクションの点でデータの表示方法が改善されました。これらの変更に加え、Notification と Activity Log を連携することにも着手しています。これは、両方のエクスペリエンスの多くのエントリがデータ ソースを共有しているためです。まず、通知リストの上部にアクティビティ ログへのリンクを表示します。通知リストが空のときも同じリンクを表示します。

スライド 10

更新された通知エクスペリエンス

Azure Activity Log の UI も改善されています。馴染みのない方のためにご説明すると、Activity Log は、Azure 内で発生したサブスクリプションレベルのイベントに関するインサイトを提供するログです。これには、Azure Resource Manager の運用データから、サービスの正常性イベントの更新情報までの範囲のデータが含まれています。この新しいエクスペリエンスは、生産性、画面領域の活用、パフォーマンスのために設計されています。

図 11

更新されたアクティビティ ログ エクスペリエンス

ログを確認できるだけでなく、CSV ファイルとしてダウンロードし、クイック インサイトを確認することもできます。クイック インサイトは、過去 24 時間に発生したエラーやデプロイといった一般的なクエリのセットです。

Storage Explorer の参照

Storage Explorer が参照可能なリソースとして提供されるようになり、[All Services] リストまたはグローバル検索から簡単にアクセスできるようになりました。複数のサブスクリプションの複数のストレージ アカウントを単一のビューから簡単に管理できます。

図 12

[All Services] メニュー (とグローバル検索) から Storage Explorer にアクセス

VM エクスペリエンスへの Azure Advisor の統合

Azure Advisor の通知が仮想マシンの概要ページに統合され、ステータス バーとして表示されるようになりました。このステータス バーをクリックすると、Azure Advisor が開きます。ここで推奨事項を確認し、対処することができます。


スライド 18

仮想マシンのブレード (上部の青いバナー) から Azure Advisor にアクセス

Azure Quickstart Center の更新

Quickstart Center は、Azure を初めて使用するお客様を支援する目的で、Build のプレビューとしてリリースされたエクスペリエンスです。今回のリリースでは、お客様のフィードバックに基づいてエクスペリエンスを簡素化しました。

スライド 13

QuickStart Center で目標を選択

また、プレイブックを追加して QuickStart Center の機能を拡張しました。プレイブックとは、マイクロソフトがお勧めするベスト プラクティスとガバナンス ガイドラインに従って Azure 環境をセットアップできるようにしたインストラクションのセットです。RBAC によるアクセス管理、リソースの整理とタグ付け、リソースの保護コンプライアンスの実施、Azure 環境の正常性の監視などのトピックをご用意しています。

スライド 14

エンタープライズ サポート プレイブック

[All Resources] ビューの改善点 (プレビュー)

Azure Resource Graph (ARG) では、大量の Azure リソースを使用して高速かつリッチなクエリを実行できます。このリリースでは、最も有名なエントリ ポイントである [すべてのリソース] ブレードで ARG を使用するエクスペリエンスのプレビューを公開します。

この新しいエクスペリエンスは、高速になっただけでなく、大量のリソースに対応しています。また、さまざまな切り口で結果をナビゲートできます。これに加え、グローバル検索にも ARG が統合されたため、ポータル上部の検索バーを使用する際、さらに高速なエクスペリエンスをお楽しみいただけます。

スライド 16

新しくなった [All Resources] ビューのエクスペリエンス (プレビュー)マイクロソフトでは日々さまざまなオプションを試しています。そこで、理想的なエクスペリエンスをお届けするために何よりも重視しているのが、お客様からのフィードバックです。

このエクスペリエンスの UI は今も進化を続けています。Azure で優れたリソース表示エクスペリエンスを実現するために、皆さんからのフィードバックをお待ちしています。新しいエクスペリエンスをお試しになったら、ぜひご意見をお寄せください。

Azure モバイル アプリの改善点

最も多く寄せられたご要望の 1 つは、Azure モバイル アプリからロール ベースのアクセス制御を管理したいというものです。外出中にロール ベースのアクセス制御を管理できれば、モバイルの機能として強力です。コンピューターから離れているとユーザー自身ですべてのミッション クリティカルなシナリオに対処することはできませんが、Azure モバイル アプリがあれば、同僚に必要な許可を与え、問題への対処を依頼することができます。

スライド 17

モバイル アプリのロール ベースのアクセス制御 (iOS と Android)

この変更についても、皆様からのたくさんのご意見をお待ちしています。

この記事では多くの新機能を紹介してきましたが、これらは今回のリリースで追加されるうちのほんの一部です。Azure チームは、エクスペリエンスの改善に向けて常に全力で取り組んでいます。今後もより良いエクスペリエンスをお届けできるように、ぜひフィードバックをお寄せください。Azure ユーザー エクスペリエンスに関するフィードバックまたはご意見がございましたら、直接私宛て (lwelicki@microsoft.com) にメールでお知らせください。

一緒にすばらしいクラウド エクスペリエンスを生み出していきましょう。

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