Azure SQL Database Elastic Pool の一般提供を開始

2016年5月11日 に投稿済み

Partner Group Program Manager, Azure SQL

このたび、Azure SQL Database エラスティック プールの一般提供を開始しました。昨年秋にプレビューが開始されたこのサービスは、それ以降、非常に多くの SaaS と企業の開発者の皆様に活用されており、ますます多くのクラウド データベースやアプリが効率的に管理されています。Elastic Pool ではテナントやアプリケーションごとに 1 つのデータベースがプロビジョニングされるため、高いパフォーマンス、可用性、セキュリティが要求される SaaS や基幹業務アプリケーションに最適です。プール内の各 Elastic Database は必要なときに必要なリソースを取得するため、データベースのパフォーマンスを個別に管理する手間がありません。Elastic Pool では、指定された予算内で最もコスト効率がよいデータベース グループが提供されると同時に、各データベースのパフォーマンスが柔軟に管理されます。

今回発表された Elastic Pool の一般提供版では次のような機能を使用できます。

  • ユーザーが自動スケーリングを制御可能。 データベース プールでは、Elastic Database のパフォーマンスとストレージ容量のスケーリングを随時自動的に実行します。プールに割り当てるパフォーマンスや、Elastic Database の追加や削除をオンデマンドで制御したり、Elastic Database のパフォーマンスを定義することが可能です。また、これによりプール全体のコストが影響を受けることはありません。つまりこの機能を使用すると、ユーザーが個々のデータベースの使用状況を管理する必要がなくなります。詳細については、エラスティック プールのガイダンスをご覧ください。
  • お客様の環境をインテリジェントに管理。 組み込みのサイズ推奨機能により、プールから取得するデータベースがプロアクティブに決定されます。この機能を使用することで、迅速に最適化するための「what-if」分析を実施し、お客様のパフォーマンス目標を満たすことができます。また、パフォーマンス監視とトラブルシューティングの高度なダッシュボードでは、プールの使用状況の履歴が視覚的に表示されます。 詳細については、エラスティック プールの監視、管理、およびサイズ設定に関する記事をご覧ください。
  • ニーズに合わせてパフォーマンスと料金を選択。 パフォーマンス、ストレージ、料金のニーズに幅広く対応するために、Basic、Standard、Premium という複数のサービス レベルを用意しています。プールでは最大で 400 の Elastic Database を保持することが可能で、Elastic Database Transaction Unit (eDTU) は最大で 1000 まで自動的にスケーリングできます。詳細については、SQL Database の価格に関するページをご覧ください。

エラスティック プールの一般提供開始

GEP「当社では 800 以上の自社データベースをエラスティック プールに移行しました。Standard レベルと Premium レベルを組み合わせたプールに各データベースをまとめたことで、お客様に階層的に設定したパフォーマンスと価格を提示できるようになりました。移行後は、カリフォルニア州サンノゼとニュージャージー州ニューアークにあったデータセンターを廃止しました。これで GEP はデータセンターを持たない企業だと胸を張って言うことができます。SQL Database では長期的に大幅なコスト カットが可能で、2016 会計年度だけでも、エラスティック プールの採用で約 25 万ドルの予算が削減される見込みです」(GEP のテクノロジ担当バイス プレジデント Dhananjay Nagalkar 氏)。GEP は、クラウドを基盤とする調達およびサプライ チェーン ソリューション SMART by GEP を提供するテクノロジ企業です。

SQL Database は Elastic Pool の他にも、以下のような複数のデータベースにまたがる運用の管理を支援する機能を備えています。

  • 複数のデータベースにまたがるクエリとレポートを実行する。 エラスティック データベース クエリ を使用すると、エラスティック プール内の複数のデータベースに対するクエリとレポートを実行し、プールの多くのデータベースに格納されているデータに同時にリモート アクセスできます。
  • 複数のデータベースにまたがるトランザクションを実行する。 エラスティック データベース トランザクションを使用すると、複数のデータベースで金融トランザクションを処理したり、あるデータベースで在庫を更新し、別のデータベースで注文を更新したりするときなどに、SQL Database で複数のデータベースにまたがるトランザクションを実行し、操作を行うことができます。
  • 複数のデータベースで同じ操作を実行する。 エラスティック データベース ジョブは、エラスティック プール内の各データベースに対してインデックスの再構築やスキーマの更新などの管理操作を実行します。

umbraco「Elastic Pool は当社の Umbraco as a Service に非常に適しており、需要が増えたときには容易に eDTU をスケーリングできます。また、アラートを設定し、プールそのものと各テナントからのデータベースの使用の両方について、リソースの使用状況の監視に利用できます。さらに、20 の Elastic Pool に属する 3,400 以上のデータベースのパフォーマンスの最小値と最大値を柔軟に設定して管理できるため、非常に便利です。これにより近隣ユーザーによる影響を回避することが可能なほか、ユーザーのデータベース使用量が急上昇しても eDTU 数が固定されていないため、制限を受けることがありません。料金も魅力的です。SaaS サービスではお客様 1 社に対して複数のデータベースを実行することが必須ですが、これも可能です」(Umbraco as a Service、テクノロジ リード、Morten Christensen 氏)。

以下のビデオでは、Christensen 氏が Elastic Pool を実際に使用した経験を語っています。

Elastic Pool の使用を開始するには

  • エラスティック プールの作成方法については、こちらの短いビデオをご覧ください。
  • Azure SQL Database のパフォーマンスと料金体系については、こちらをご確認ください。
  • エラスティック プールの概要については、こちらをご覧ください。
  • あとは、Elastic Pool を作成するだけです!