Microsoft Azure Site Recovery (ASR) は、Azure とオンプレミスの両方で実行しているアプリケーションを対象とする DRaaS (サービスとしての災害復旧) です。ASR を使用することで、IT のサービス中断が発生した場合にも、コンプライアンスを損なうことなく、アプリケーションのダウンタイムを短縮することができます。ASR は、Linux、Windows、VMware VM、Hyper-V VM、物理サーバーのオンプレミス アプリケーションを包括的にカバーします。
今回、Veritas Backup Exec 20.2 のリリースに伴い、Azure Site Recovery で Backup Exec Instant Cloud Recovery (ICR) がサポートされました。ICR では、オンプレミス VM の Azure への継続的レプリケーションを簡単に構成し、オンプレミスでサービス中断が発生した場合に迅速なフェールオーバーを行うことができます。Backup Exec のお客様は ICR を使用して、ビジネス クリティカルなアプリケーションの目標復旧時点 (RPO) と目標復旧時間 (RTO) を最小限に抑え、動的な災害復旧プラットフォームとしての Azure のメリットを実現できます。
Instant Cloud Recovery を使用するには Azure サブスクリプションが必要です。ICR では、VMware および Hyper-V VM がサポートされ、使い慣れた Backup Exec コンソールから直接、概要ビュー、監視、レプリケーションの正常性に関する詳細、主なアクションにアクセスできます。また、Azure Portal では、高度な監視およびフェールオーバー操作を行うことができます。
Backup Exec Instant Cloud Recovery の Azure への DR は、ASR が提供されているすべての Azure リージョンで利用できます。利用を開始するには、Backup Exec 20.2 の試用版をダウンロードしてください。
関連資料へのリンクと関連コンテンツ
- Veritas Backup Exec 20.2 Instant Cloud Recovery の発表ブログ記事
- Veritas Backup Exec 20.2 の新機能
- Backup Exec Instant Cloud Recovery のドキュメント
- Azure Site Recovery の VMware 仮想マシン向けドキュメント
- Azure Site Recovery の Hyper-V 仮想マシン向けドキュメント