Azure FXT Edge Filer の一般提供開始

2019年7月2日 に投稿済み

Principal Program Manager, Microsoft Azure

本日、Microsoft Azure FXT Edge Filer の一般提供が開始されたことに伴い、ハイブリッド ネットワーク接続ストレージ (NAS) のパフォーマンスのスケーリングと最適化に弾みがつきます。これは、オンプレミスのネットワーク接続ストレージと Azure Blob Storage を統合するキャッシュ アプライアンスです。Azure FXT Edge Filer では、コンピューティングとファイル ストレージの間にパフォーマンス レベルを作成して、Linux コンピューティング ファーム上で実行されているハイパフォーマンス コンピューティング (HPC) アプリケーションに対して、高スループットで待機時間の短いネットワーク ファイル システム (NFS) が提供されます。また、ストレージ データを Azure Blob Storage に階層化する機能も提供されます。

ハイブリッド ストレージ アーキテクチャ向けの高速なパフォーマンス レベル

Azure FXT Edge Filer が本日提供されたことにより、Avere Systems が Azure エコシステム用に開発したパフォーマンスと効率性に優れたテクノロジが一層統合されます。Azure FXT Edge Filer は、読み取り負荷の高いワークロードのストレージ パフォーマンスを最適化するために世界中で広く使用されている Avere FXT Edge Filer を特定の用途のために進化させたものです。

この新しいハードウェア モデルの特長は、機能が大幅に改善された更新プログラムとの高度な統合だけではありません。現時点で製造は Dell によって行われており、1 ノード Azure FXT Edge Filer ハードウェア ユニットの画像。メモリは 2 倍、SSD は 33% 増にアップグレードされています。仕様の異なる 2 つのモデルが現在提供されています。新しい 6600 モデルの読み取りパフォーマンスは、Avere FXT 5850 と比較して約 40 パーセント改善されています。このアプライアンスは、Azure Blob Storage を含むハイブリッド ストレージ アーキテクチャをサポートします。

Edge Filer ハードウェアは、ストレージ パフォーマンスを改善するための実証済みソリューションとして認識されています。世界中に多くのクラスターがデプロイされていますが、Azure FXT Edge Filer は、ストレージの効率を最適化する能力とは別にパフォーマンスをスケーリングできます。大小さまざまな企業が、メディアのレンダリング、金融シミュレーション、ゲノム解析、地震の処理、ワイド エリア ネットワーク (WAN) の最適化などのプロセスに必要な負荷の高いワークロード要する時間を短縮するために、このアプライアンスを使用しています。Microsoft Azure でサポートされる新しいアプライアンスを使用することにより、これらのワークロードでは実行時のパフォーマンスがさらに向上し、アクティブなアーカイブ ストレージ容量のために Azure Blob Storage を簡単に活用できるようになります。

さらに高速なレンダリング

視覚効果スタジオは、レンダリング ワークロードでストレージ インフラストラクチャを限界まで酷使する必要が頻繁に生じるため、この種のエッジ アプライアンスを長い間使用してきました。そのような企業の 1 つである Digital Domain は、新しい Azure FXT Edge Filer ハードウェアについて聞くとすぐに、3 ノード クラスターのプレビューに同意しました。

「長い間 Avere FXT クラスター上でプロダクション レンダーを実行してきたので、新しい Azure FXT 6600 がどの程度できるのかを見てみたいと思いました。セットアップは通常どおり簡単だったのですが、新しい Dell のハードウェアにはびっくりしました。それほど負荷の高くないテストを 1 週間してから、レンダー ファーム全体を FXT 6600 クラスターに向けることにしました。すると、わずかな中断もなく、また特に十分な余地がなくても、必要なパフォーマンスを発揮したのです。」

Digital Domain、主席エンジニア、Mike Thompson 氏

Digital Domain は、米国、中国、インドに 9 つの拠点を持っています。

種類の異なるストレージ リソースを簡単に管理する

Azure FXT Edge Filer は、アプリケーションがストレージ待機時間の影響を受けないようにすることにより、アナリスト、アーティスト、エンジニアが生産性を保つのを助けます。また、ストレージ管理者は、ストレージのこのような異種プールを、単一のファイル システム名前空間で、単一のマウントポイントから簡単に管理できます。ユーザーは、自分のファイルがオンプレミスの NAS に保存されているか Azure Blob Storage に保存されているかに関わりなく、単一のマウント ポイントからファイルにアクセスできます。

需要増に対応するためのクラスターの展開も、ノードの追加と同じほど簡単です。Azure FXT Edge Filer は、3 ノードから 24 ノードまでスケーリングが可能で、ピーク時にはさらに生産性を向上させることができます。このようなスケーリング機能により、企業は高価なストレージ アレイをオーバープロビジョニングせずに済み、それぞれのペースに合わせてクラウドに移行できます。

低遅延のハイブリッド ストレージ アクセスの実現

Azure FXT Edge Filer は、読み取り負荷の高い HPC ワークロードをサポートするハイブリッド ストレージ インフラストラクチャで高スループットと低遅延を実現します。Azure FXT Edge Filer は、NFS を持つストレージ アーキテクチャ、NetApp や Dell EMC Isilon NAS システム用のサーバー メッセージ ブロック (SMB) プロトコルのサポート、Azure Blob Storage や Amazon S3 用のクラウド API をサポートします。

ユーザーは、Azure FXT Edge Filer の持つ柔軟性を利用して、ファイルに最短の待機時間でアクセスできるようにしたまま、それほど頻繁には使用されないデータをクラウド ストレージ リソースに移行することができます。このようなアクティブなアーカイブにより、組織はメディア アセット、リサーチ、その他のデジタル情報を必要に応じて速やかに活用できます。

データの強力なキャッシュを実現

Azure FXT Edge Filer のソフトウェアは、最も需要があるデータや最もホットなデータを識別し、そのデータが施設内、市内、地球の反対側のどこにあろうと、それをコンピューティング リソースの一番近くにキャッシュします。クラスターが接続されているので、アプライアンスが引き継ぎ、アクセス頻度に応じてデータを移動して、ストレージのアクセスや使用を最適化します。

Azure FXT Edge Filer を使ってみる

既に Avere FXT Edge Filer を使用していて、最新のハードウェアにアップグレードしてパフォーマンスの向上を図ろうと検討したり、クラスターを展開したりしようとしている方も、このテクノロジをこれまで使用したことのない方も、利用を開始するプロセスは同じです。こちらのオンライン フォームに必要事項を記入するか、Microsoft 担当者にお問い合わせになって情報をご請求ください。

Microsoft は、お客様のワークロードに求められるソフトウェアとハードウェアの最適な組み合わせを構成するためにサポートを提供し、購入とインストールを支援いたします。

関連資料

Azure FXT Edge Filer プレビューのブログ

Azure FXT Edge Filer の製品情報

Azure FXT Edge Filer のドキュメント

Azure FXT Edge Filer のデータ シート