Azure Cost Management と Billing の更新 - 2020 年 3 月

2020年3月25日 に投稿済み

Program Manager, Azure Cost Management

新入生であっても、業績好調なスタートアップ企業や大手企業に勤める社会人であっても、財務的な制約と無縁ではいられません。このため、支出の品目や支出先を把握し、今後の支出計画を立てる必要があります。誰しも請求額を見て驚くような事態は避けたいはずです。ここで出番となるのが Azure Cost Management と Billing です。

マイクロソフトは常に、ユーザーの皆様の課題について理解するよう努めています。Azure Cost Management と Billing を通じて、クラウドでコストが発生している場所の的確な把握、不適切な支出パターンの特定と防止、コストの最適化を促進し、ユーザーの皆様が少ないコストでより多くの成果を達成できるよう支援する方法を模索しています。皆様からお寄せいただいたフィードバックに基づいて、今回は以下のような最新の機能強化、更新を実施しました。

それでは、順に詳しくご説明しましょう。

 

従量課金制 (PAYG) の請求書に関する機能強化

従量課金制 (PAYG) サブスクリプションへの以下のような重要な機能強化が実施されたことで、Azure の請求書の管理や、その最新状態の把握は、かなり便利に行えるようになりました。

  • サポート プランの請求書を Azure ポータルで確認およびダウンロードすることが可能となり、あらゆる請求書がワンストップで提供されるようになりました。
  • サポート プランの請求書のメール通知にオプトインし、メールボックスで PDF コピーを直接受け取れるようになりました。この機能は従量課金制の請求書すべてに対して、Azure portal から利用できます。
  • 新しい支払状況列を通じて、あらゆる請求書の支払状況をひと目で検証できます。
  • 支払いにクレジット カードを利用している場合は、新しい請求書 ID 列を使って、クレジット カード明細書の請求とポータル内の表示との関係を把握できます。これを利用して、コスト分析時に料金を分類することも可能です。

これらの機能強化はすべて皆さまのフィードバックに基づいています。今後もそうしたフィードバックをいただければ幸いです。マイクロソフトの目標は、請求の管理と支払いを今まで以上に容易にすることにあります。ご希望の機能強化がありましたら、ぜひお知らせください。

 

レポーティングに関する目標をお教えください

ご存じのとおり、マイクロソフトはお客様のご期待やニーズをより深く理解するための方法を常に模索しています。コストの管理と最適化の際、お客様はレポーティングに関してどのような課題と目標を持たれているでしょうか。マイクロソフトは今月、そうした事項のうち最も重要なものを把握したいと考えています。私たちは今後数か月にかけて Cost Management と Billing のエクスペリエンスのうち、どのレポーティング機能を優先的に強化するのかについて、こちらの調査からのインプットを参考に決定を行う予定です。アンケートには 12 項目の質問が含まれており、所要時間は 10 分程度です。

アンケートに答える (英語).

 

Cost Management ラボの新機能

Cost Management ラボでは、Azure Cost Management の新機能をプレビューし、マイクロソフトと直接やりとりしてフィードバックを共有していただくことができます。これにより、マイクロソフトはお客様のサービス利用状況をよりよく理解し、より調整および最適化されたエクスぺリンスを実現することが可能になっています。Cost Management ラボでプレビューできる機能をいくつかご紹介します。

  • コストの詳細をリソース別に表示—パブリック ポータルで提供開始
    リソースのコストを掘り下げ、測定項目別に分類できます。単に対象の行を展開して詳細を確認することも、リソースのリンクをクリックして開き、操作することもできます。
  • "該当なし" として表示される意味を説明—パブリック ポータルで提供開始
    "該当なし" を分類することで、コスト分析において特定のプロパティに値が含まれていない理由を説明します。

もちろんこれだけではありません。Azure Cost Management の新機能は、すべて Azure portal で正式に実装される 1 週間前に Cost Management ラボでプレビューできるようになります。ご希望の機能などありましたら、ぜひコメントをお寄せください。何をお望みですか? Cost Management ラボはこちらからお試しいただけます。

 

Azure でコストを削減する新しい方法

この 1 か月で、コスト最適化に役立つ機能強化が多数実施されました。ここでは、皆様の参考になると思われるものをいくつかご紹介します。

 

Azure の使用量データに対する今後の変更

多くの組織が詳細な Azure の使用状況と料金に基づいて、使用されている内容を把握したり、どの料金をどのチームに内部的に請求すべきかを判断したり、Azure の予約や Azure ハイブリッド特典を利用してコストを最適化できる機会を検討したりといったことを行っています。使用量データの製品詳細に基づいて分析やセットアップの統合を行っている場合には、以下のサービスのロジックを更新してください。

以下の変更は 4 月 1 日から有効になります。

また、キーベースのエンタープライズ契約 (EA) billing API が新しい Azure Resource Manager API に置き換えられたことにも留意してください。キーベースの API は加入契約の終了まで有効ですが、Microsoft 顧客契約への更新および移行をもって利用できなくなります。次回更新時の Microsoft 顧客契約への移行を容易にするために、最新バージョンの UsageDetails API への切り替えも計画してください。

 

新しいビデオと学習の機会

映像を見て理解したいという方のために、今月は新しいビデオを多数ご用意しました。

Azure Cost Management と Billing の YouTube チャンネル (英語) をフォローしていただくと、新しいビデオの公開時にそのビデオを視聴して最新情報を入手することが可能になります。ご希望のトピックなどがありましたら、ぜひコメントをお寄せください。

ガイダンス的なリソースをご希望の場合は、「Azure のコストを予測して支出を最適化する」から開始していただけます。

 

ドキュメントの更新

ここでは更新されたドキュメントのうち、皆様の参考になると思われるものをいくつかご紹介します。

すべてのドキュメントの更新状況を確認する場合は、GitHub の azure-docs リポジトリで、Cost Management と Billing のドキュメントの変更履歴 (英語) をご覧ください。不足している情報を見つけた場合は、ドキュメント最上部の [Edit] を選択し、クイック プル リクエストを送信していただくようお願いいたします。

 

今後について

今回ご紹介したのは、先月から大きく更新された機能のほんの一部です。マイクロソフトは常に皆様からのフィードバックに耳を傾け、改善に取り組んでいます。ぜひ今後もフィードバックをお寄せください。

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