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Azure IP Advantage の対象範囲が、Azure Stack にデプロイされたワークロードにも拡大されることになりました。Azure Stack を使用してハイブリッド クラウド環境を構築し、自社データセンターやホスト環境で Azure を利用されるお客様の場合、デジタル環境ならではのあまり馴染みのない知的財産権のリスクに直面することが出てきますが、Azure IP Advantage では、こうした Azure Stack でハイブリッド クラウドを利用するお客様に対し、オープン ソース ソフトウェアを含む Azure サービスへの無制限の補償と、10,000 件の特許に関する防衛ポートフォリオを提供します。

Azure Stack は、オンプレミス環境や非接続環境からクラウド サービスにアクセスするために利用するサービスです。たとえば、石油/ガス大手の Schlumberger は、掘削作業の改善に Azure Stack を利用しています。Saxo Bank では、Azure リージョンのない地域でも同じアプリケーション コードを再利用して主権や規則の問題に対応できるようにするために Azure Stack を使用しています。Azure Stack を使用すると、ハイブリッド クラウド環境で一貫したサービスや API のセットを使用してアプリケーションを実行できます。そして今回、その Azure IP Advantage による知的財産権保護のメリットをハイブリッド クラウド環境のお客様にもご利用いただけるようになりました。

Azure IP Advantage は、Azure Stack サービスに対してマイクロソフトが無制限の補償を提供するものです。この対象には Azure サービスをサポートするオープン ソース ソフトウェアも含まれます。また、10,000 件のマイクロソフトの特許の防衛ポートフォリオの利用も可能になり、Azure Stack の SaaS アプリケーションを保護できます。この防衛ポートフォリオは、世界のクラウド特許ポートフォリオのトップ 3 に選ばれています。また、通常そのようなことはありませんが、マイクロソフトが特許を特許不実施主体 (NPE) に譲渡した場合は、お客様にスプリンギング ライセンスが無料で提供され、特許を保護できます。

クラウドは基幹業務アプリケーションで使用されることが多いため、お客様はクラウド ベンダーを選定する際にさまざまなことを考慮しなければなりません。Azure および Azure Stack をご利用いただくことで、お客様のハイブリッド クラウド ワークロードには、業界最高レベルの知的財産権保護プログラムである Azure IP Advantage が自動的に適用されるようになります。

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