HDInsight の HBase 高速書き込みの一般提供を開始
公開日: 11月 06, 2019
HDInsight の HBase 高速書き込みの一般提供が開始されました。
ハイライト
- Apache HBase と Phoenix の書き込みパフォーマンスが最大 9 倍に向上します。
- Azure Data Lake Storage Gen 2 および Azure Blob Storage で実行される、高スループットで低待機時間のワークロードに最適です。
HDInsight クラスターでのコンピューティングとストレージの分離により、スケーラビリティ、弾力性、俊敏性、経済性のメリットがお客様にもたらされます。ただし、ネットワーク レイヤーが原因で待機時間の増加というコストが発生する場合があります。
現在の実装では、HDInsight HBase クラスターの先書きログ (WAL) は、Azure Standard Storage にページ BLOB として保存されます。そのため、Azure ファイル システムは、HBase の先書きログの整合性要件を満たす数少ないクラウド オファリングの 1 つです。
このアーキテクチャはほとんどのアプリケーションで適切に機能しますが、WAL 書き込みの一貫性のない待機時間が HDInsight HBase クラスターの全体的な書き込みパフォーマンスのボトルネックになる可能性があるため、一貫した低待機時間と高スループット I/O を必要とするミッション クリティカルなアプリケーションには適していない場合があります。
HDInsight HBase クラスターの高速書き込み機能では、Premium SSD マネージド ディスクを各リージョン サーバー (ワーカー ノード) に接続します。先書きログは、Standard Azure ページ BLOB ではなく、Premium マネージド ディスクにマウントされた Hadoop 分散ファイル システム (HDFS) に書き込まれるように構成されています。Premium マネージド ディスクは SSD ベースであり、フォールト トレランスを備えた優れた I/O パフォーマンスを提供します。WAL に Premium マネージド ディスクを使用することで、Apache HBase データ ストレージから先書きログ ストレージを分離できます。
Azure HDInsight の Apache HBase 高速書き込みの詳細については、こちらをご覧ください。