ストレージ アカウント の SLA

最終更新: 2019 年 6 月

  • マイクロソフトは、99.99% (クール アクセス レベルでは 99.9%) 以上の時間において、読み取りアクセス地理冗長ストレージ (RA-GRS) アカウントからのデータの読み取り要求が正しく処理されることを保証します。ただし、プライマリ リージョンからのデータの読み取りに失敗した場合は、セカンダリ リージョンで読み取りを再試行します。
  • マイクロソフトは、99.9% (クール アクセス レベルでは 99%) 以上の時間において、ローカル冗長ストレージ (LRS)、ゾーン冗長ストレージ (ZRS)、および地理冗長ストレージ (GRS) の各アカウントからのデータの読み取り要求が正しく処理されることを保証します。
  • マイクロソフトは、99.9% (クール アクセス レベルでは 99%) 以上の時間において、ローカル冗長ストレージ (LRS)、ゾーン冗長ストレージ (ZRS)、地理冗長ストレージ (GRS)、および読み取りアクセス地理冗長ストレージ (RA-GRS) の各アカウントへのデータの書き込み要求が正しく処理されることを保証します。

本 Microsoft Online Services サービス レベル契約 (以下「本 SLA」といいます) は、お客様のマイクロソフト ボリューム ライセンス契約 (以下「本契約」といいます) の一部としてマイクロソフトが作成するものです。本 SLA で使用されている用語のうち定義のないものについては、本契約における定義が適用されます。本 SLA は本 SLA に規定する Microsoft Online Services (以下「本サービス」といいます) に適用されますが、本サービスまたは本サービスに含まれるオンプレミス ソフトウェアと共にまたは関連して提供される別のブランドのサービスには適用されません。

マイクロソフトが本 SLA に規定されている各本サービスのサービス レベルを達成および維持しない場合、お客様は、月間サービス料金の一部についてクレジットの適用を受けることができます。マイクロソフトは、お客様のサブスクリプションの初回契約期間中にお客様の SLA の条件を変更することはありません。ただし、お客様がサブスクリプションを更新する場合、更新期間の開始時点における本 SLA の最新バージョンが、更新期間中適用されます。お客様に不利になる重要な変更が本 SLA に加えられる場合、マイクロソフトは 90 日以上前に通知します。

定義

当該月期間」とは、サービス クレジットの支払義務を負う暦月について、お客様が本サービスのサブスクライバーである日数を意味します。

当該月間サービス料金」とは、サービス クレジットの支払義務を負う月に適用される、お客様が本サービスに対して実際に支払った合計料金を意味します。

ダウンタイム」は、以下のサービス固有の条件において本サービスごとに定義されます。

エラー コード」とは、5xx の範囲の HTTP 状態コードなど、操作が失敗したことを示す表示を意味します。

外部接続」とは、パブリック IP アドレスから送受信することができる、HTTP および HTTPS などのサポートされているプロトコルを介した双方向のネットワーク トラフィックを意味します。

インシデント」とは、ダウンタイムの原因となる (i) 単一のイベント、または (ii) 一連のイベントを意味します。

管理ポータル」とは、お客様が本サービスを管理するために使用することができる、マイクロソフトが提供する Web インターフェイスを意味します。

サービス クレジット」とは、当該月間サービス料金のうち、マイクロソフトによる申し立ての承認後にお客様に返金される割合を意味します。

サービス レベル」とは、マイクロソフトが本サービスの提供において遵守することに同意した、本 SLA に規定するパフォーマンスの指標を意味します。

サービス リソース」とは、本サービス内で使用できる個々のリソースを意味します。

成功コード」とは、2xx の範囲の HTTP 状態コードなど、操作が成功したことを示す表示を意味します。

サポート期間」とは、本サービスの機能または別の製品もしくはサービスとの互換性がサポートされる期間を意味します。

条件

申し立て
マイクロソフトが申し立てを検討するためには、お客様はその申し立てを、マイクロソフトが当該申し立てを検証するために必要なすべての情報と共に Microsoft Corporation のカスタマー サポートに提出しなければなりません。この情報には、(i) インシデントの詳細な説明、(ii) ダウンタイムの発生日時および継続期間に関する情報、(iii) 影響を受けたユーザー (該当する場合) の数および所在地、ならびに (iv) インシデント発生時にお客様がインシデント解決のために講じた措置の説明、を含みますが、これらに限定されません。

Microsoft Azure に関連する申し立てについては、申し立ての対象インシデントが発生した請求期間 (月) の末日から 2 か月以内に、マイクロソフトがその申し立てを受理していなければなりません。他のすべての本サービスに関する申し立てについては、かかるインシデントが発生した月の翌月末までに、マイクロソフトがその申し立ておよび必要なすべての情報を受理している必要があります。たとえば、インシデントが 2 月 15 日に発生した場合、マイクロソフトは申し立ておよび必要なすべての情報を 3 月 31 日までに受理していなければなりません。

マイクロソフトは、合理的な方法で入手可能なあらゆる情報を評価して、サービス クレジットを支払うべきか否かを誠実に判断します。マイクロソフトは、当該サブスクリプション月内、かつ受領から 45 日以内に申し立てを処理するため、商業的に合理的な努力を行います。お客様は、サービス クレジットの適用を受けるためには、本契約を遵守していなければなりません。お客様に対してサービス クレジットを支払う義務があるとマイクロソフトが判断した場合、マイクロソフトはお客様の当該月間サービス料金にサービス クレジットを適用します。

お客様が複数の本サービスを (スイートとしてではなく) 購入する場合、お客様は、上記のプロセスに従って、各本サービスを個別の SLA の対象とみなし、申し立てを行うことができます。たとえば、お客様が Exchange Online および SharePoint Online の両方を (スイートの一部としてではなく) 購入し、サブスクリプションの期間中、インシデントによって両方の本サービスのダウンタイムが発生した場合、お客様は、本 SLA に基づいて 2 件の申し立てを提出することによって、2 件の個別のサービス クレジット (本サービスごとに 1 つ) の適用を受けることができます。同じインシデントが原因で特定の本サービスについて複数のサービス レベルが満たされなかった場合、お客様はそのインシデントに基づいて申し立てを行うサービス レベルを 1 つだけ選ぶ必要があるものとします。特定の SLA に別途規定されている場合を除き、当該月期間において本サービスごとに認められるサービス クレジットは 1 件のみです。

サービス クレジット
サービス クレジットは、本契約および本 SLA に基づく本サービスのパフォーマンス上の問題または可用性の問題に対するお客様の唯一かつ排他的な権利です。お客様は、パフォーマンス上の問題または可用性の問題について、当該月間サービス料金を一方的に相殺することはできません。

サービス クレジットは、サービス レベルが満たされなかった特定の本サービス、サービス リソース、またはサービス層について支払われた料金にのみ適用されます。サービス レベルが個々のサービス リソースまたは別個のサービス層に適用される場合、サービス クレジットは、適宜影響を受けたサービス リソースまたはサービス層について支払われた料金にのみ適用されます。特定の本サービスまたはサービス リソースについて 1 請求月に付与されるサービス クレジットは、いかなる場合も、その請求月における当該本サービスまたはサービス リソースについてのお客様の月額サービス料金を超えることはありません。

スイートの一部としてまたは他の単一サービスとして本サービスを複数購入した場合、各本サービスの当該月間サービス料金およびサービス クレジットは比例配分されます。

お客様がリセラーから本サービスを購入した場合、お客様はサービス クレジットをリセラーから直接受領し、リセラーはマイクロソフトから直接サービス クレジットを受領します。サービス クレジットは、該当する本サービスに対してマイクロソフトが合理的な裁量によって決定する参考価格を基準とします。

制限事項
本 SLA および該当するサービス レベルは、次の要因によるパフォーマンス上の問題または可用性の問題には適用されません。

  1. マイクロソフトが合理的な方法で制御不能な要因によるもの (自然災害、戦争、テロ行為、暴動、政府機関の行為、またはマイクロソフトのデータ センター外部のネットワーク障害やデバイス障害など。お客様のサイトにおけるもの、またはお客様のサイトとマイクロソフトのデータ センターとの間におけるものを含む)
  2. マイクロソフトが提供したもの以外のサービス、ハードウェアまたはソフトウェアの使用に起因するもの (帯域幅の不足に起因する問題または第三者のソフトウェアもしくはサービスに関連する問題を含みますがこれらに限定されません)
  3. マイクロソフトが本サービスの使用上の改善をお客様に助言した後に、お客様が助言されたとおりの改善を実施せずに本サービスを使用したことに起因するもの
  4. 本サービス、機能またはソフトウェアのプレビュー版、プレリリース版、ベータ版、または試用版 (マイクロソフトの定めるところによる) の期間中またはこれらに関して発生したもの、またはマイクロソフトのサブスクリプション クレジットを使用してなされた購入に関して発生したもの
  5. お客様の従業員、代理人、下請業者、ベンダーもしくはお客様のパスワードまたは機器を使用してマイクロソフトのネットワークにアクセスできる者が許可されていない行為を行ったことまたは必要な行為を行わなかったことに起因するもの、またはお客様が適切なセキュリティ対策に従わなかったことに起因するもの
  6. お客様が、所要構成要件を遵守せず、サポート対象プラットフォームを使用せず、利用規定に従わなかったことに起因するもの、または、お客様が本サービスの機能に適合しない (サポートされていない操作の実行を試みることなど)、またはマイクロソフトから公開されているガイダンスに適合しない方法で本サービスを使用したことによるもの
  7. 誤った入力、命令、または引数に起因するもの (存在しないファイルに対するアクセス要求など)
  8. お客様が規定のクォータを超える操作を実行しようとしたこと、またはマイクロソフトが不正行為と疑われる行為を調整したこと、に起因するもの
  9. 関連するサポート期間以外で本サービスの機能をお客様が使用したことに起因するもの
  10. インシデント発生の時点で予約済みであっても未払のライセンス

オープン、オープン バリュー、およびオープン バリュー サブスクリプション ボリューム ライセンス契約を通じて購入された本サービス、ならびにプロダクト キーの形態で購入された Office 365 Small Business Premium スイートに含まれる各本サービスでは、サービス料金に基づくサービス クレジットの適用を受けることはできません。これらの本サービスにおいては、お客様が適用を受けることができるサービス クレジットは、サービス料金ではなくサービス時間 (例: 日数) の形態で返金されます。また、「当該月間サービス料金」という記述は「当該月期間」に変更されます。

用語の追加定義

1 請求月間における「平均エラー率」とは、その請求月における各時間のエラー率の合計を、その請求月の合計時間数で割った値です。

BLOB ストレージ アカウント」とは、BLOB としてデータを保存するためのストレージ アカウントであり、そのアカウント内のデータにアクセスする頻度を示すアクセス レベルを指定することができます。

ブロック BLOB ストレージ アカウント」とは、ブロック BLOB またはアペンド BLOB としてソリッド ステート ドライブにデータを保存するための特定のストレージ アカウントである。

クール アクセス レベル」は、アクセスの頻度を示す BLOB またはアカウントの属性で、ホット アクセス レベルの BLOB よりも可用性のサービス レベルが低くなります。

ホット アクセス レベル」は、アクセスの頻度を示す BLOB またはアカウントの属性です。

除外されるトランザクション」とは、ストレージ トランザクション総数にも失敗したストレージ トランザクション数にも数えられないストレージ トランザクションです。除外されるトランザクションには、事前認証の失敗、認証の失敗、規定のクォータを超えてストレージ アカウントに対して試行されたトランザクション、コンテナー、ファイル共有、テーブルまたはキューの作成または削除、キューの解除、ストレージ アカウント間の BLOB またはファイルのコピーが含まれます。

エラー率」とは、一定の時間 (現在は 1 時間に設定されています) において失敗したストレージ トランザクションの総数を、ストレージ トランザクション総数で割った値です。所定の 1 時間におけるストレージ トランザクション総数が 0 である場合、その期間のエラー率は 0% となります。

失敗したストレージ トランザクション数」とは、ストレージ トランザクション総数のうち、それぞれのトランザクションの種類に関連付けられた最大処理時間 (下表を参照) 以内に完了しなかったすべてのストレージ トランザクションのセットです。最大処理時間には、Storage サービス内でトランザクション要求を処理した時間のみが含まれ、Storage サービスとの間で要求を転送するためにかかる時間は含まれません。

トランザクションの種類 最大処理時間
PutBlob と GetBlob (ブロックおよびページを含む)
有効なページ BLOB 範囲の取得
要求の処理中に転送される MB 数に 2 を掛けた秒数。
PutFile と GetFile 要求の処理中に転送される MB 数に 2 を掛けた秒数。
BLOB のコピー 90 秒 (ソースの BLOB とターゲットの BLOB が同じストレージ アカウントにある場合)。
ファイルのコピー 90 秒 (ソース ファイルとターゲット ファイルが同じストレージ アカウントにある場合)。
PutBlockList
GetBlockList
60 秒。
テーブル クエリ
リスト操作
10 秒 (処理を完了するか、続行を返す)
バッチ テーブル操作 30 秒
すべてのシングル エンティティ テーブル操作
他のすべての BLOB、ファイルおよびメッセージ操作
2 秒

これらの数値は最大処理時間を表しています。実際の時間と平均時間は、かなり短くなると予想されます。

失敗したストレージ トランザクション数には、以下は含まれません:

  1. 適切なバック オフ原則に従っていないため、Storage サービスによって調整されたトランザクション要求
  2. タイムアウトが上記のそれぞれの最大処理時間未満に設定されているトランザクション要求。
  3. プライマリ リージョンへの要求が失敗した場合に、ストレージ アカウントに関連付けられたセカンダリ リージョンに対する要求の実行をお客様が試行しなかった、RA-GRS アカウントに対するトランザクション読み取り要求。
  4. Geo レプリケーションラグにより失敗した RA-GRS アカウントに対するトランザクション読み取り要求。

GRS アカウントおよび RA-GRS アカウントの「Geo レプリケーション ラグ」とは、ストレージ アカウントのプライマリ リージョンに保存したデータをそのストレージ アカウントのセカンダリ リージョンにレプリケートするためにかかる時間を意味します。GRS アカウントおよび RA-GRS アカウントのセカンダリ リージョンへのレプリケーションは非同期で行われるため、ストレージ アカウントのプライマリ リージョンに書き込まれたデータがセカンダリ リージョンで直ちに利用できるようになるわけではありません。お客様は、ストレージ アカウントの Geo レプリケーション ラグを問い合わせることはできますが、マイクロソフトが本 SLA に基づき Geo レプリケーション ラグの長さについて保証することはありません。

地理冗長ストレージ (GRS) アカウント」とは、プライマリ リージョン内でデータの同期レプリケーションを行った後、セカンダリ リージョンに非同期にレプリケーションを行うストレージ アカウントを意味します。お客様は、GRS アカウントに関連付けられたセカンダリ リージョンに対し、データを直接読み書きすることはできません。

ローカル冗長ストレージ (LRS) アカウント」とは、プライマリ リージョン内でのみデータの同期レプリケーションを行うストレージ アカウントを意味します。

プライマリ リージョン」とは、お客様がストレージ アカウントを作成するときに選択した、ストレージ アカウント内のデータが存在する地理的なリージョンを意味します。お客様は、ストレージ アカウントに関連付けられたプライマリ リージョン内に保存されたデータに対してのみ、書き込み要求を行うことができます。

読み取りアクセス地理冗長ストレージ (RA-GRS) アカウント」とは、プライマリ リージョン内でデータの同期レプリケーションを行った後、セカンダリ リージョンに非同期にレプリケーションを行うストレージ アカウントを意味します。お客様は、RA-GRS アカウントに関連付けられたセカンダリ リージョンについて、データを直接読み取ることはできますが、書き込むことはできません。

セカンダリ リージョン」とは、ストレージ アカウントに関連付けられたプライマリ リージョンに基づき Microsoft Azure が割り当てた地理的リージョンであって、GRS アカウントまたは RA-GRS アカウント内のデータがレプリケートされ保存されるリージョンを意味します。お客様は、ストレージ アカウントに関連付けられたセカンダリ リージョンを指定することはできません。

ストレージ トランザクション総数」とは、所定のサブスクリプションにおける Storage サービスのすべてのストレージ アカウントで 1 時間以内に試行された、除外されるトランザクションを除くすべてのストレージ トランザクションのセットです。

ゾーン冗長ストレージ (ZRS) アカウント」とは、複数の施設でデータのレプリケーションを行うストレージ アカウントを意味します。これらの施設は、同じ地理的リージョン内にある場合も、2 つの地理的リージョンにまたがっている場合もあります。

月間稼働率: 月間稼働率は次の式を用いて計算されます:

100% - 平均エラー率

サービス クレジット – LRS、ZRS、GRS および RA-GRS (書き込み要求) アカウントのホット BLOB、ブロック BLOB ストレージ アカウントの BLOB、ならびにストレージ アカウント内のファイル:

月間稼働率 サービス クレジット
< 99.9% 10%
< 99% 25%

サービス クレジット – RA-GRS (読み取り要求) アカウントのホット BLOB:

月間稼働率 サービス クレジット
< 99.99% 10%
< 99% 25%

サービスクレジット – LRS、ZRS、GRS、および RA-GRS (書き込み要求) アカウントのクール BLOB:

月間稼働率 サービス クレジット
< 99% 10%
< 98% 25%

サービス クレジット – RA-GRS (読み取り要求) アカウントのクール BLOB:

月間稼働率 サービス クレジット
< 99.9% 10%
< 98% 25%

バージョン履歴

1.5 最終更新: 2019 年 6 月
リリース ノート: ストレージ アカウント内のファイルを稼働率保証の対象となる機能リストへ追加することについて。

1.4 Last updated: March 2019
リリース ノート: Updated SLA for the newly introduced Block Blob Storage Accounts.

1.3 最終更新:2017 年 12 月
リリース ノート: 「クールアクセスレベル」の更新と「ホットアクセスレベル」の定義の追加

1.2 最終更新: 2017 年 4 月
リリース ノート: SLA を更新し、Azure File Storage に対する保証を反映しました。

1.1 最終更新: 2016 年 4 月
リリース ノート: 新しく導入された BLOB ストレージ アカウントとクール アクセス レベルについて SLA を更新しました。

1.0 最終更新: 2015 年 5 月