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数千ものお客様がさらに多くのアプリケーションをクラウド プラットフォームにデプロイしており、クラウドのテクノロジはビジネスにとってさらになじみ深いものになりました。しかし、企業がクラウドの採用を成功させるための道のりは平坦ではありません。一般的なテクノロジのデプロイ手順を超えたものが必要だからです。クラウドの採用を成功に導くには、ビジネス プランや期待値の調整、プロセスの更新、技術的な準備など、組織をさらに深く、そして幅広く変更する必要があります。

Microsoft はお客様との作業の中で、コストをコントロールしてセキュリティを確保するための適切なクラウドのガバナンスの確立、クラウドへの行程を定義するための適切な移行戦略を立てるときの混乱の収拾、組織でクラウドのセンター オブ エクセレンスを確立する方法における前後関係の欠如の解消など、クラウド採用の過程での一般的な障壁のいくつかを解決してきました。

本日、Microsoft Cloud Adoption Framework for Azure 内の新しいコンテンツの一般提供をお知らせします。これには、革新管理の段階、および場所を問わずに組織を支援するリソースや評価などが含まれています。Microsoft のソリューション アーキテクト、パートナー、お客様からのベスト プラクティスが反映された総合的で厳選されたツール セット、ドキュメント、テンプレート、ガイダンスも含まれており、組織はクラウド戦略を形作り、望ましいビジネス目標や成果に向かってアクセルを踏むことができます。

デジタル トランスフォーメーションは実際に起こっています。Microsoft は、変化には時間がかかり、努力が必要であることを理解しています。変化は人、文化、ビジネスに影響を与え、それにはリスクを伴うように感じることもあります。変化には新しい破壊的思考が必要です。リーダーは適合し、リスクを取り、すばやく学ぶ必要があります。そして文化と組織の転換が必要です。クラウド導入フレームワークを利用すると、組織はそれぞれ固有の行程を進めることができ、Azure の力を利用してビジネスの目標を達成することができます。

移行手順

モジュール方式のアプローチを採用したクラウド導入フレームワークを使用することで、組織はその導入過程を個別の段階に細かく分けることができます。ビジネスの意思決定者、クラウド アーキテクト、IT 担当者にはクラウドの行程を制御し自信を持って進めるためのわかりやすいガイダンスが提供され、ビジネス上の優先事項や期待される成果とテクノロジの変化と投資を合致させることができます。

Azure 向け Microsoft クラウド導入フレームワークの 6 つの段階。

各組織にはクラウドを導入するにあたり独自のクラウドの行程がありますが、ほとんどの組織に当てはまる 6 つの主要な段階があります。戦略、計画、準備、導入、ガバナンス、管理の各段階です。フレームワークは直線的な行程の候補を示しますが、現実はそうはいきません。組織での実際の行程は、前進したり、対処すべき新たな領域を見つけたりしながら各段階を行き来する、反復的で周期的なプロセスです。組織でポリシーの管理や、業界の規制に適合するためのコンプライアンスの遵守について懸念がある場合は、適切なクラウド ガバナンスを確立してそれらの懸念事項を取り除き、対応することに集中します。組織でクラウド導入に関する動機を確認したり定義したりする必要がある場合は、戦略と計画の段階に集中して、この変化に対し明確な指標を設ける必要があり、その後の段階も同様です。

フレームワークの各段階はクラウド行程の特定の側面に注目しており、各組織は組織内部で対応します。次に、各段階の概要について説明します。

  • 戦略: 新しいクラウド テクノロジを導入する動機を把握します。ビジネスと資金の根拠を検討し、ビジネスの目標と期待する成果に合致させます。
  • 計画: 現在のデジタル資産のインベントリ、優先度の高いワークロード、ビジネスへの影響を考慮した適切な移行戦略に基づいて、クラウド導入計画を策定します。クラウド戦略チームとセンター オブ エクセレンスの定義は、適切に実施できるようこの時点で定義される必要があります。
  • 準備: 優先順位が付けられ、合意済みのクラウド導入計画に基づいて、人員、ビジネス プロセス、IT 環境を変更に向けて準備します。ランディング ゾーンや複製可能なメカニズムを活用して、適切なガバナンスとコントロールを備えた俊敏性を実現できるようにします。
  • 導入: 既存のワークロードをクラウドに移行する場合でも、新しい何かを実現するために革新を進める場合でも、この段階ではビジネスの期待に応えることができクラウド導入計画に沿ったテクノロジの実装を行います。
  • ガバナンス: 既存のオンプレミスの IT ポリシーを確認し、それを満たすクラウド ガバナンスを定義します。繰り返しの方法を学びます。クラウドの資産、ビジネスの優先事項、プロセスは時間が経つにつれ変化し、軽減する必要のある新たなリスクが生まれる可能性があるからです。
  • 管理: オペレーショナル エクセレンスに基づいて、クラウドの運用モデルを定義します。ビジネスの目標と期待される成果を達成できるよう、クラウド環境を監視、管理、最適化します。

実用的なクラウド導入フレームワークにする

多くのお客様やパートナーの皆さまが、このフレームワークを数か月にわたり活用し、その一角を担っています。特にパートナーは、このフレームワークを使用すると、パートナーの顧客がクラウド導入の障壁に対応することができ、それにより技術的およびビジネスの要素の両方に注力できるようになることを理解しています。

New Signature はパートナーとして Microsoft Cloud Adoption Framework を使用して自社のサービスを整理し、フレームワークで扱われているテーマや目標と顧客エンゲージメントを合致させています。また、技術的なトランスフォーメーションとクラウドを導入することによるビジネスの変化の要素に対応するための、エンドツーエンドの機能を完璧に識別することもできます。」 - Sean Morris 氏 (Head of Consulting、New Signature)

また多くの Microsoft パートナーが既にさまざまなオファリングを作成して、フレームワークに沿って行程を進めるよう顧客を支援しています。同様に OpsCompass は、「Microsoft Cloud Adoption Framework for Azure を活用して、クラウドを導入するときに顧客が事前にコスト、コンプライアンス、セキュリティのリスクを管理できることを示すことで、顧客が安心を得られるようにしています。」 - Scott Griffith 氏 (Vice President of Corporate Development、OpsCompass)

既に 200 を超える組織がフレームワークを導入し、その行程におけるフィードバックの提供やベスト プラクティスの共有を行い、また未解決事項に対応するための新しい側面を学んでいます。そのような組織の 1 つである Dentsu Aegis Network では、世界中のチームが Azure の能力を制御され安全な方法で活用できるようになることを希望していました。

「クラウド導入フレームワークを使用することで、当社は自動化されたセルフサービス ポータルを構築し、そこではだれでもクラウドのランディング ゾーンをリクエストし、承認を得ることができます。新しい環境は数時間以内にプロビジョニングされ、Azure で使用する準備が整います。」 - Chris Fry 氏 (Director of Global Programs、Dentsu Aegis Network)

すべての組織はクラウド導入フレームワークを活用して、今すぐ導入を開始することができます。組織のニーズに応じて、作業を開始するためのいくつかのオプションがあります。

詳細については、Cloud Adoption Framework for Azure のページをご覧になり、ベスト プラクティス、ガイダンス、技術ドキュメントについては、Microsoft Cloud Adoption Framework for Azure のドキュメントをご覧ください。詳細については、Microsoft 移行リソースとプログラムをご覧ください。

 


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