Azure Site Recovery で災害復旧までの所要時間を短縮する

2019年9月3日 に投稿済み

Program Manager II, R&D Compute

災害復旧ソリューションの必要性は、多くの企業やクラウド ソリューション チームが十分に理解しているでしょう。災害復旧計画の策定と選定における最初のステップとして、ビジネス影響分析を実施します。分析のプロセスを経て、重要なビジネス プロセスを支えているアプリケーションを特定し、機能の停止がビジネスに与える影響を把握し、ビジネスに最適な災害復旧戦略の策定につなげることができます。分析を実行して重要なアプリケーションを特定したら、次は災害復旧戦略をチャート化します。一般的には次の作業を実施します。

  1. 災害復旧担当として適任の従業員または管理者を特定する
  2. 目標復旧時間 (RTO) と目標復旧時点 (RPO) の数値を設定する
  3. ニーズに基づいて最適な製品またはサービスを特定する
  4. 必要なソフトウェア リソースとハードウェア リソースをすべて特定する
  5. 災害復旧戦略のテストを繰り返し実施する
  6. RPO と RTO を改善し、障害点の特定と修正を行うなどして、継続的な改善を図る

Azure Site Recovery を活用して Azure Virtual Machines の災害復旧を構成する

Azure Site Recovery は、業界最高水準の RTO と RPO を可能にする、災害復旧分野を牽引するサービスの 1 つであり、お客様がわずか数クリックで災害復旧を有効化、テスト、実施できる、Azure における最高レベルのソリューションでもあります。災害復旧ソリューションを選定するうえで重要な差別化要因となるのが、ソースとターゲットの同等性を確保するために他のリソースと統合できることです。これにより、仮想マシンがターゲット環境でオンラインに復帰した後、手動による手順が減らせるため、基本的には RTO も短縮されます。さらに障害点の数も最小化されます。

一般的なアーキテクチャ モデルを次に示します。

オンプレミス サイトに接続する IaaS 仮想マシン ベースのアプリケーションの一般的なアーキテクチャ

災害復旧の管理者は、災害発生時にターゲットの災害復旧サイトで構成をできる限り再現するために、さまざまなコンポーネントを操作する必要があります。これには、仮想マシンに加えて、内部ロード バランサー、ネットワーク セキュリティ グループ、Azure 外部から仮想マシンにアクセスするためのパブリック IP が含まれます。Azure Site Recovery では、仮想マシンの災害復旧の構成時に、対応するネットワーク リソースをターゲットで指定し、この設定をフェールオーバー時に優先的に適用できます。これによりスクリプトや手作業による手間を省き、RTO を大幅に短縮できます。また、このサービスのインテリジェントな機能により、作成されるターゲットの仮想マシンに該当するターゲット リソースだけを選択肢として表示できます。これによりフェールオーバー ポイントの数を削減できます。

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ミッションクリティカルなワークロードが必要とする高可用性と信頼性をネイティブで備える Azure では、Azure Site Recovery が提供する災害復旧機能を活用して、ユーザー自身でセキュリティを強化し、コンプライアンス要件を遵守できます。Azure Site Recovery はすぐに使用を開始していただけます。価格をご確認のうえ、Azure の無料アカウントを作成してください。関連情報の入手や他のお客様との情報交換には、MSDN の Azure Site Recovery フォーラムをご利用ください。