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SAP SAPPHIRE NOW は、お客様とお会いして、お客様の変化するニーズに対応するためにどのように最適なクラウド プラットフォームを構築し続けることができるかについて学ぶ機会であり、私たちが毎年楽しみにしているイベントです。今年は、このような集いはこれまでとは異なる形式で行われることになりますが、テクノロジのおかげで、世界中のお客様とつながることができます。

現在、企業のお客様から、ミッションクリティカルなビジネス プロセスにおいて、ビジネスの継続性、俊敏性、そしてリアルタイムの意思決定をサポートするための信頼できるクラウド パートナーがかつてないほどに必要であるという声が寄せられています。さらに、企業はコストを効果的に管理するための支援も必要としています。

お客様がこれらの目標を達成できるように、SAP との Embrace 構想の一環として、本日一連の新しいオファリングと参照アーキテクチャを発表いたします。これらのオファリングでは、SAP Cloud Platform や、Office 365 や Power Platform などのマイクロソフト製品との統合を含む SAP ワークロード向けの Azure のパワーを最大限に活用します。

  • M シリーズの仮想マシン (VM): M シリーズ仮想マシン (VM) オファリングに対する最新のアップデートにより、シームレスなスケールアップ/スケールダウンを通して俊敏性が向上します。
  • 統合シナリオのための参照アーキテクチャによってサポートされる新しいユース ケース: SAP との Embrace 構想の一環として、マイクロソフトは参照アーキテクチャによってサポートされる 5 つのユース ケースを発表します。これらのユース ケースは、お客様が SAP 環境と非 SAP 環境を統合することで即座の洞察を獲得できるようにする統合シナリオに対応しています。
  • より多くの Azure L インスタンス オプション: また、Azure L インスタンス向けの 18 の新しい SKU も発表します。これには、クラウドで利用可能な最大の Intel Optane ベア メタル インスタンスも含まれており、お客様はコストを最適化しつつ、自社のワークロード プロファイルに最適な構成を選択できます。
  • 新しい DevOps 機能: DevOps モデルをサポートする既製の構築ブロックを使用することで、お客様が Azure において SAP ワークロードを自動化および統合する作業をさらに容易にしています。
  • NetWeaver 認定の仮想マシン: 最新の SAP NetWeaver 認定仮想マシンは、より優れた価格性能比を提供し、総所有コスト (TCO) の削減を可能にします。

M シリーズのアップデートにより、俊敏性とコスト効率が向上

1 年前の SAPPHIRE 2019 において、マイクロソフトは Mv2 仮想マシン シリーズを発表しました。このシリーズは、6 ~ 12 TB のデータベース、パブリック クラウドの仮想マシンで利用可能な最大のメモリによる SAP HANA 認定の構成 (英語) を使用するお客様をサポートします。それ以来、LuxotticaGroup、Kennametal (英語)Coats (英語) 、および Accenture など、運用ワークロードを処理するために Mv2 仮想マシンに依存するお客様による導入が急増しています。

  • 2 ~ 416 個の vCPU と 16GiB ~ 12TB のメモリにシームレスにスケール アップまたはスケール ダウン

Azure 上の SAP ワークロードのニーズが変化するにつれ、基礎となるハードウェアについて心配することなく、仮想マシンのサイズを変更するだけで、異なる仮想マシン ファミリまたはサイズに変更することができます。Mv1 (または M シリーズ) の Gen2 仮想マシンのサポートに対するマイクロソフトの最新の投資によって、Esv3 シリーズを使用した小規模の SAP データベースで開始し、ワークロードのニーズが増大するにつれて Mv1 (または M シリーズ) に移行し、ワークロードが 400 個の vCPU および 12 TB のメモリに近づくにつれて、Mv2 シリーズにシームレスにスケールアップできます。詳細は、第 2 世代仮想マシンの利点をご覧ください。

  • M シリーズの拡大するリージョン フットプリントにより柔軟性と俊敏性を実現する

Mv1 (または M シリーズ) 仮想マシンは 34 リージョンで、Mv2 仮想マシンは 12 リージョンで利用でき、マイクロソフトでは現在リージョンの可用性フットプリントをさらに拡大しています。Mv1 (または M シリーズ) 仮想マシンに対しては、最近アラブ首長国連邦 (UAE) 中部が追加され、2020 年には米国西部、米国中部、および米国中北部が追加される予定です。Mv2 仮想マシンについては、2020 年内にブラジル南部、ドイツ中西部、日本東部、UAE 中部、米国中北部、および米国西部に拡大する予定です。最新のリージョンの可用性については、リージョンごとの利用可能な仮想マシンについての記事を参照してください。

  • マイクロソフトの新しい Mv2 の制約付きコアサイズによりソフトウェア ライセンス コストを削減

2020 年 7 月以降、お客様は制約のないコア Mv2 サイズと同じメモリ、ストレージ、および I/O 帯域幅を維持しつつ、Mv2 仮想マシンの vCPU 数を制限できるようになります。

参照アーキテクチャによってサポートされる新しいユース ケースにより、SAP データと非 SAP データを統合することで洞察と俊敏性を瞬時に獲得

マイクロソフトと SAP 間の独自の Embrace 構想 (英語) の一環として、私たちはお客様が Azure、SAP Cloud Platform、およびマイクロソフトのオファリング間で統合を行えるよう支援することで、ビジネス成果を達成するまでの時間を短縮することに取り組んでいます。この構想をサポートするため、私たちは参照アーキテクチャによってサポートされる 5 つのユース ケースを共同でリリースしました。また、優れたカスタマー エクスペリエンスを生み出す独自の統合パターンを引き続きリリースする予定です。本日発表された以下のユース ケースでは、ID、ワークフロー、およびサービス統合に重点を置いています。今後数か月で、Office 365 Graph、Microsoft Teams、および Power Platform とのさらなる統合も開始する予定です。

1. SAP Cloud Platform で Microsoft Azure サービスを利用する方法 (英語)

2. SAP とマイクロソフト間で ID および認証のワークフローを確立する (英語)

3. SAP およびマイクロソフトのサービスにより SAP S/4HANA を拡張する (英語)

4. エンタープライズ統合および機能拡張を通して SAP とマイクロソフト間のビジネス プロセスの統合を簡素化する (英語)

5. SAP およびマイクロソフトのサービスによりプロセスをインテリジェントに最適化および自動化する (英語)

新しい Azure L インスタンス SKU により、総所有コストの削減と市場で最速の復旧時間を達成する

今回 18 の新しい SKU を発表し、これで私たちは第 2 世代 Intel Xeon Platinum プロセッサーを搭載した、Intel® Optane™ 永続メモリをサポートする 24 の SKU を提供することになります。これは市場で最も包括的なポートフォリオです。詳細については、当社のポートフォリオを参照してください。また、Azure L インスタンスは次の 2 つの独自の機能を初めて市場にもたらします。

  • NetApp SnapCenter は、お客様が SnapCenter コンソールを使用して、96 TB ものサイズのデータベースの一貫したライブ スナップショットを数秒で作成および復元することを可能にします。
  • ベア メタルのパワーを仮想マシンの俊敏性と組み合わせるためのソリューション。Azure L インスタンスのデータベース ボリュームを仮想マシンにマウントする機能により、Azure L インスタンスのお客様は仮想マシンを動的にスピン アップして、更新、整合性チェック、およびデータ分散などのタスクを、以前よりもはるかに低コストで数分以内に実行できるようになりました。

最新の DevOps オファリングは SAP ワークロードの監視、バックアップ、および展開を簡素化

お客様が Azure 上で SAP ソリューションをより簡単に展開、監視、およびバックアップできるようにする新機能を追加しました。

  • Terraform および Ansible により SAP 自動化の展開を簡素化

初めて Azure 向けの SAP の自動化 (v1) を発表してから、私たちはビジョンをさらに進化させ、SAP on Azure の自動化の範囲をさらに拡大してきました。業界をリードする自動化ツールである Terraform と Ansible を使用して、Azure 上の SAP ランドスケープの展開を簡素化すると同時にそれらの展開の一貫性を提供するための共通の構築ブロックを開発しています。本日、これらの構築ブロックが SAP 自動化の (v2) として、2020 年 7 月までに GitHub オープン ソース リポジトリ (sap-hana (英語)) で利用可能になることを発表いたします。自動化ソリューションは、SAP の参照アーキテクチャの一部として、マイクロソフトと SAP によって指定されたベスト プラクティスに基づいています。サポートされるシナリオの詳細については、マイクロソフトの GitHub (英語) をご覧ください。

  • SAP ソリューション向け Azure Monitor によって SAP ランドスケープをシームレスに監視する

SAP ソリューション向け Azure Monitor のプレビューにより、お客様は Azure インフラストラクチャおよびデータベースからのテレメトリ データを 1 か所で一元的に収集し、視覚的に関連付けて、トラブルシューティングを迅速化できるようになります。お客様は Azure Portal から数回クリックするだけで SAP ソリューション向け Azure Monitor のリソースを展開でき、Azure 仮想マシンまたは Azure L インスタンス上の SAP HANA、Azure 仮想マシン上の SQL Server、および Azure 仮想マシンまたは Azure L インスタンス上の Pacemaker 高可用性クラスタなどのコンポーネントを監視できるようになります。2020 年 7 月のプレビューの開始により、この製品は米国東部、米国東部 2、米国西部 2、および西ヨーロッパのリージョンでご利用いただけるようになります。また、その後さらに多くのリージョンに拡大する予定です。

  • SUSE Linux Enterprise Server (SLES) および Red Hat Enterprise Linux (RHEL) プラットフォーム上で実行される SAP HANA データベースを瞬時にバックアップすることでビジネスの継続性を確保する

SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 上で実行される SAP HANA ワークロードをサポートすることに加えて、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 上で実行される SAP HANA 向けの Azure Backup も現在プレビュー中です。SAP HANA 向けの Azure のネイティブ バックアップ ソリューションは、ゼロ インフラストラクチャのバックアップ、ワンクリックのポイントインタイム リストア機能、および長期的な保有およびバックアップ管理機能を提供します。プレビューは、ドイツ北東部、ドイツ中部、フランス南部、および米国政府アイオワを除くすべての Azure リージョンでご利用いただけるようになります。RHEL ベースのシステムには、SAP HANA データベースのバックアップのチュートリアルをご活用ください。

NetWeaver 認定の仮想マシンのアップデート

マイクロソフトの新しい NetWeaver 認定仮想マシンにより、より優れた価格性能比を実現

私たちは、このたび AMD EPYCTM 7452 プロセッサー ベースの新しい SAP NetWeaver 認定仮想マシン ファミリを提供する初のハイパースケーラーとなることを光栄に思っています。これらの新しい Dasv4 および Easv4 仮想マシン ファミリは、SAP アプリケーション層と SAP がサポートするデータベース (HANA を除く) で優れたパフォーマンスを発揮します。これらの仮想マシン ファミリのパフォーマンスの向上により、より優れた価格性能比を実現でき、総所有コストを削減できます。これらの仮想マシンのグローバルな可用性の詳細については、リージョンごとの利用可能な仮想マシンについての記事を参照してください。

以上のアップデートを皆様にお伝えできたことを嬉しく思います。これからも皆様の変化するニーズにお応えするために私たちがどのようにソリューションを構築できるか、ぜひ皆様のご意見をお聞かせください。仮想的に開催される SAPPHIRE NOW で皆様にお会いできることを楽しみにしています。マイクロソフトは、 6 月 15 日月曜日のインテリジェント エンタープライズのセッションにスポンサーとして参加します。詳細については、お客様が SAP ソリューションを実行する上で Azure を信頼できる理由についての最新のブログをチェックして頂くか、マイクロソフトの Web サイトにアクセスしてください。Microsoft Tech Community (英語) で、皆様のフィードバックをお寄せいただき、他の SAP 専門家にもご相談ください。

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