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多くの企業および組織が、その規模の大きさ、セキュリティ機能、および低い総保有コストのゆえに、自社のデータを Microsoft Azure Blob Storage に移行しています。同時に、それらの組織はネットワーク ファイル システム (NFS) プロトコルを使用して、異なるストレージ システム上で多数のアプリを実行し続けています。プロトコル要件のゆえに異なるストレージ システムを使用する企業は、データ サイロの課題に直面しています。データがさまざまな場所に存在するため、追加の移行またはアプリの書き換えの手順が必要となります。

データ サイロを解消し、お客様が NFS ベースのアプリケーションを大規模に実行できるようにするために、Azure Blob Storage での NFS 3.0 プロトコルのサポートのプレビューを発表いたします。Azure Blob Storage は、オブジェクト ストレージ上で NFS 3.0 プロトコルをネイティブにサポートする唯一のストレージ プラットフォームであり (ゲートウェイやデータのコピーは不要)、お客様にとって不可欠なオブジェクト ストレージの経済性を備えています。

当社のメディア & エンターテイメント (M&E) のあるお客様は、「Blob Storage への NFS によるアクセスによって、顧客が基盤となるストレージを Azure Blob Storage に移行する際に従来のデータ アクセス方式を保持することが可能になります」と述べています。別のお客様は、ソリューションの全体的なコストを制御しつつ、オンプレミス ソリューションから同じコードを再利用してファイルにアクセスできるようにするために、Blob Storage での NFS のサポートを希望していました。金融サービスのお客様は、分析ワークロード向けに NFS ベースのオファリングを必要としています。これらは、Azure Blob Storage での NFS 3.0 のサポートのプライベート プレビューを導入した多数のお客様のいくつかの例に過ぎません。

Azure Blob Storage での NFS 3.0 のサポートは、データが一度だけ取り込まれ、その後は最小限の変更が加えられる、大規模な読み取りの多い順次アクセス ワークロードで役立ちます。そのようなワークロードの例としては、大規模な分析データ、バックアップとアーカイブ、地震データおよび地下構造データ処理のための NFS アプリ、メディア レンダリング、ゲノム解析、および基幹業務アプリケーションなどがあります。

プレビュー期間中、NFS 3.0 は米国東部、米国中部、およびカナダ中部のリージョンにおいて、Premium パフォーマンス レベルの BlockBlobStorage アカウントで利用できます。Standard パフォーマンス レベルの GPV2 アカウントのサポートについては、近日発表されます。

NFS 3.0 を使用した Blob コンテナーのマウント

新規に作成された NFS 3.0 対応ストレージ アカウント内の各コンテナーは、自動的にエクスポートされます。同じネットワーク内の NFS クライアントは、このサンプルのコマンドを使用して、そのコンテナーをマウントできます。

mount -o sec=sys,vers=3,nolock,proto=tcp <storage-account-name>.blob.core.windows.net:/<storage-account-name>/<container-name> /mnt/test

  • <storage-account-name> プレースホルダーを、お客様のストレージ アカウントの名前で置き換えてください。
  • <container-name> プレースホルダーを、お客様のコンテナーの名前で置き換えてください。

プレビュー期間中、NFS 3.0 対応ストレージ アカウントに格納されたテスト データは、Azure Blob Storage と同じ容量価格 (GB 単位、1 か月ごと) で課金されます。トランザクションの価格は変更される可能性があり、一般提供開始時に決定されます。詳細については、マイクロソフトのドキュメント Azure Blob Storage でのネットワーク ファイル システム (NFS) 3.0 プロトコルのサポート (プレビュー) をご覧ください。

次のステップ

Azure Blob Storage での NFS 3.0 のサポートにより、お客様の Azure へのワークロードの移行を簡素化できるようになると確信しています。お客様のサブスクリプションに NFS 3.0 プロトコルの機能を登録するには、ステップ バイ ステップ ガイダンスをご覧ください。今回ご紹介した機能に対するフィードバックと、将来の改善のためのご提案をお待ちしています。電子メールで azurenfspreview@microsoft.com 宛てにお送りください。

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