Azure portal のユーザー エクスペリエンスに関する 10 件の更新

2019年11月7日 に投稿済み

Partner Group Program Manager, Azure portal

Microsoft は Azure portal のユーザー エクスペリエンスの改善に継続的に取り組んでいます。Azure のサービス、アプリケーション、インフラストラクチャを構築、管理、監視できる生産的で使いやすい単一の画面を提供することが目標です。この記事では、以下のような最新のエクスペリエンス改善についてのハイライトを紹介します。

ポータル ホーム エクスペリエンスの改善

Azure portal ホーム ページを改良し、焦点をより明確にしてわかりやすさを改善し、ユーザーにとって重要な内容に簡単にアクセスできるようにしました。

簡素化された Azure portal ホームのイメージ。
図 1 - 簡素化された Azure portal ホーム。

使いやすくなるように、次の表示内容を区別されたセクションに整理しました。

  • サービスおよびリソース (動的): 上部のセクションには、動的コンテンツが表示されます。動的コンテンツは、追加のカスタマイズを必要とすることなく使用状況に基づいて調整されます。ポータルを使用すればするほど、ユーザーに合わせて調整されます。
  • 共通のエントリ ポイントと役立つ情報 (静的): 下部のセクションには静的コンテンツが含まれ、メインのナビゲーション フロー (常時表示) にすばやくアクセスできる共通のエントリ ポイントがあります。ユーザーは繰り返し使用する機能の場所を自然に覚えることができます。

Azure ホーム ページの新規セクションを示すスクリーン ショット。

図 2 - ホーム ページの各セクション。

[Azure サービス] セクションでは、Azure Marketplace (最もよく使用される 8 つの Azure サービスのリスト) に迅速にアクセスできるほか、Azure オファリング全体にアクセスして参照できます。サービスのリストは、最もよく使用されるサービスのいくつかが既定で取り込まれ、ユーザーが最近使用したサービスで自動的に更新されます。[最近のリソース] セクションには、最近使用したリソースのリストが表示されます。ユーザーが製品を使用すると、両方のリストが更新されます。ここでの目標は、カスタマイズを必要とせずに、関係するサービスとインスタンスを前面中央に配置することです。製品を使用すればするほど、より便利になります。セクションの残りの部分は静的であり、主要な Azure 製品、サービス、コンテンツ、トレーニングへのナビゲーションとアクセスのための重要な参照ポイントを提供します。

以下の図に示すように、左側のナビゲーション バーを非表示にし、上部ナビゲーション バーにメニュー ボタンを常に表示することにより、全体的なホーム エクスペリエンスが簡素化されました。

Azure portal のメニュー ボタンを示すスクリーン ショット。

図 3 - メニュー ボタン

この変更の主な目的は、焦点をより明確にし、集中力を妨げるものや冗長性を軽減し、よりイマーシブなエクスペリエンスを可能にすることです。この変更が行われる前は、ポータルでワークロードの操作に専念しているときに、左側のナビゲーション バーとエクスペリエンスのためのメニューの 2 つの垂直メニューが必ず並んで表示されていました。左側のナビゲーション バーは引き続き上部バーのメニュー ボタンから 1 回クリックするだけでいつでも使用でき、お気に入りを含むそのすべての機能をご利用いただけます。

新旧の左側のナビゲーション バーを比較したイメージ。

図 4 - 新しいエクスペリエンスにより、より集中して作業できます。

左側のナビゲーションが常に表示される以前の画面を好むユーザーは、[ポータルの設定] パネルを使用していつでも戻すことができます。

新しいサービス カード

コンテキスト情報を表示し、いくつかの最も一般的なワークフローに直接アクセスできるようにする、各サービスに関連付けられたホバー カードが追加されました。これらのホバー カードは、サービス タイルにカーソルを約 1 秒間置くと表示されます。対話パターンと設計は、Microsoft の顧客ベースで十分に確立されている Outlook の ID (ユーザーとグループ) で採用されているものと同じものを使用しています。

Azure サービスのページと仮想マシンのホバー カードを示す gif。

図 5 - 仮想マシンのホバー カード。

カードには次のようなものがあり、関連するコンテキスト情報とサービスのアクションを表示します。

  • Create an instance (インスタンスの作成): よく使用されるフローに迅速にアクセスでき、作成を開始するための中間画面を介した短いルートを提供します。
  • Browse instances (インスタンスの参照): そのサービスのインスタンスの完全なリストを参照します。
  • Recently used (最近の使用): そのサービスの最近使用した 3 つのインスタンス。直接的なコンテキスト アクセスを提供します。
  • Microsoft Learn content (Microsoft Learn コンテンツ): そのサービスのためにキュレーションされた専用の無料トレーニング。キュレーションは、使用状況データと顧客のフィードバックに基づいて、Microsoft Learn チームによって行われています。
  • Links to documents (ドキュメントへのリンク): 製品について学習したり使用したりするための重要なドキュメント (クイックスタート、技術資料、価格設定)。
  • Free offerings available (利用可な無料オファリング): サービスに利用可能な無料のオプションがある場合、それらを表示します。

仮想マシンのサービス カードの構造を示すスクリーンショット。

図 6 - カードの構造

これらのカードを使用すると、より効率的な顧客体験、見つけやすさの向上、コンテキストに沿った情報の提供などの複数の側面を改善でき、すべてが 1 つのサービスのコンテキストで表示されます。また、これらのカードはどのようなレベルの専門知識を持つお客様にも役立ちます。つまり、新規のお客様は Microsoft Learn のコンテンツや無料オファリングのメリットを享受でき、熟練したお客様は、インスタンスの作成やそのサービスの最近使用されたインスタンスへのアクセスをより迅速に行うことができます。

カードはホーム ページに表示されるだけではありません。左側のナビゲーション バー、すべてのサービスのリスト、Azure ホーム ページなど、サービスを表示するすべての場所で利用できます。

Microsoft Learn 統合の拡張

Microsoft Learn では、Microsoft テクノロジーの高品質で無料の公式学習教材を提供します。このポータル更新で、以下のような、コンテキストに即したいくつかの統合ポイントが導入されました。

  • サービスの参照: サービス カテゴリ レベル (コンピューティング、ストレージ、Web など) でのコンテキスト統合
  • サービス カード: Azure ホーム ページ、左側のナビゲーション、サービス ブラウジング エクスペリエンスで利用可能なサービス レベル (仮想マシン、Cosmos DB など) でのコンテキスト統合。
  • Azure クイック スタート センター: ランディング ページで最も人気のあるトレーニングの統合
  • Azure ホーム: Microsoft Learn の主要なエントリ ポイントへの直接アクセス

Azure portal と Microsoft Learn の統合は、Azure 体験の向上に役立つように、今後も成長し続けます。

サービスのブラウジング エクスペリエンスの強化

Azure は大規模なサービスであり、日々拡大し続けています。利用可能なサービスが膨大であるため、ポータルで Azure のオファリングをナビゲートする際に、怖じ気づいたり困難に感じたりするかもしれません。ナビゲーションを容易にするために、次の更新が行われました。

  • グローバル検索の改善: ポータル上部のバーにあるグローバル検索ボックスでサービスを検索するときのパフォーマンスと機能が向上しました。この改良された検索は、ポータル セッションでも常に存在し、利用可能です。
  • サービスのブラウジング エクスペリエンスの改善: 概要カテゴリの追加によるサービスの段階的な表示のサポート、見やすさの改善、コンテキストに即した Microsoft Learn コンテンツの追加など、すべてのサービスのエクスペリエンスが向上しました。

サービスの参照のために、情報を段階的に表示することを目的とした概要カテゴリを導入しました。

情報の段階的な表示を示すスクリーンショット。

図 7 - 情報の段階的な表示と見つけやすさの向上

新しい [概要] カテゴリには、Azure の最も人気のある 15 個のサービスのリスト、Microsoft Learn のキュレーションされたトレーニング コンテンツ、Azure QuickStart センターや無料オファリングなどの主要機能へのアクセスが表示されます。

探しているサービスがこの画面にない場合は、左上のサービス検索機能を使用するか、利用可能なさまざまなカテゴリを画面の左側で参照できます。カテゴリを表示する際に、Azure の学習体験に役立つように、コンテキストに沿った無料の Microsoft Learn コンテンツが表示されるようになりました。

サービス カテゴリのスクリーンショット。

図 8 - コンテキストに即した無料の Microsoft Learn 統合を備えたサービス カテゴリ。このカテゴリで提供されるトレーニングは、コンテキストに応じたものであり、この画面の例ではデータベースに関連しています。

インスタンスのブラウジング エクスペリエンスの改善

インスタンスとサービスのリストを使用した、リソース インスタンスのブラウジング エクスペリエンスは、ポータルを使用する顧客にとって最も一般的なエントリ ポイントの 1 つです。Azure Resource Graph の機能を活用して、パフォーマンスの向上、より優れたフィルタリングとソートのオプションの提供、グループ化の改善を図るとともに、CSV ファイルへのリソース リストのエクスポートを可能にする更新されたエクスペリエンスが導入されています。

改善されたリソース ブラウジング エクスペリエンスを示すスクリーンショット。

図 9 - 改善されたリソース ブラウジング エクスペリエンス

今月の時点で、このエクスペリエンスは 70 個を超えるサービスで利用できるようになり、今後数か月の間にプラットフォーム全体に展開される予定です。

Azure Resource Graph エクスペリエンスの改善

ポータルに用意されている Azure Resource Graph エクスプローラーを使用すると、Azure Resource Graph の機能を最大限活用してクエリの記述ダッシュボードの作成を行うことができます。Resource Graph を使用してクエリを記述し、Azure サブスクリプション用のインベントリ ダッシュボードを作成する方法を示すこちらの動画をご覧ください

Azure portal の新規の最上位リソースとして Azure Resource Graph クエリを導入しました。基本的に、Kusto クエリ言語 (KQL) で記述されたあらゆるクエリをリソースとして Azure サブスクリプションに保存できます。このクエリは他のリソースと同様、同僚と共有したり、権限を設定したりできるほか、アクティビティ ログの確認やタグ付けを行うこともできます。

Azure Graph クエリを示すスクリーンショット。

図 10 - Azure Graph クエリ

Azure ダッシュボードでの自動更新

Azure ダッシュボードに自動更新を追加し、複数の期間でダッシュボードを自動的に更新できるようになりました。

自動更新の構成方法と期間の選択方法を示すスクリーン ショット。

図 11 - 自動更新の構成

サービス アイコンの改善

Azure portal のすべてのサービス アイコンを更新し、より一貫性のある最新の外観になるようにしました。これらのすべてのアイコンは、視覚的な一貫性を向上させ、注意散漫な状態を軽減するために、ファミリとしてまとめて設計されています。

Azure portal の改善されたアイコンをすべて表示するイメージ。

図 12 - 改善されたアイコン

設定パネルの簡素化

設定パネルが簡素化されました。この変更が行われた主な理由は、多くのお客様が以前の設計で [言語と地域] 設定を見つけることができなかったことと、ポータルで既に使用可能な機能を求める要求が寄せられていたためです。この新しい設計では、[一般] 設定と [言語と地域] 設定が分離されています。ポータルでは、18 の言語と数十の地域設定がサポートされていますが、このことが多くのユーザーにとって混乱の主な原因となっていました。

[一般] と [言語と地域] の異なるポータル設定タブを示すスクリーンショット。

図 13 - 一般設定とローカライズ設定の分離

Azure Mobile アプリケーションの新しいランディング ページ

Azure mobile app を使用すれば、外出時にも Azure アセットとの接続を維持して最新情報を入手し、Azure アセットを制御できます。このアプリは、iOS デバイスと Android デバイスで使用できます。

Azure mobile app に新しいランディング画面を追加しました。アプリケーションを開くとすぐに、重要な情報がこの画面にすべてまとめて表示されます。この新しいホーム エクスペリエンスは、以下をサポートする複数のカードで構成されています。

  • Azure サービス
  • 最近のリソース
  • 最新アラート
  • サービスの正常性
  • リソース グループ
  • お気に入り

ホーム ビューは完全にカスタマイズ可能で、ユーザーは表示するセクションと、その表示順序を決定できます。

Azure mobile app の新しいホーム ページを示すイメージ。

図 14 - Azure mobile app の新しいホーム

Azure mobile app をまだ使用したことがない場合は、ぜひ試してみてください。

ご意見をお聞かせください

この記事では多くの新機能を紹介してきましたが、これらは今回のリリースで追加されるうちのほんの一部です。Azure チームは、エクスペリエンスの改善に向けて常に全力で取り組んでいます。今後もより良いエクスペリエンスをお届けできるように、ぜひフィードバックをお寄せください。


Azure。目的を持って創造する。